天長4年(827)慈覚大師によって淳和天皇の勅額が奉じられました。
武将武門、また、諸人の崇敬が篤く、特に徳川将軍家には三代家光公以来、
代々崇敬をうけました。摂社の星宮神社は、めずらしい仏堂様式の建物です。
太平山神社境内、三輪神社の隣にある灯籠は、火袋に小石を投げ入れて諸願成就を祈ることから、「諸願成就の一本石灯籠」と呼ばれます。
この灯籠には次のような言い伝えがあります。むかし、ある一組の男女が「縁が結ばれますように」と太平山神社の神様にお願いをした後に、それが叶うかどうかを占うために、それぞれ小石を取り「諸願成就の一本石灯籠」の火袋に投げ入れました。すると二つの小石は吸い込まれるように火袋に入りました。二人はその小石を持って、眉嶮坂にある「縁結びの鳥居」に小石をのせて家に帰ると、すでに結婚式の席が設けられていたといいます。
この話が広まり、諸願成就を願う人は「諸願成就の一本石灯籠」に小石を投げ入れ、縁結びを祈願する人は、その石を持って眉嶮坂の鳥居にも小石をのせるようになりました。小石は、なかなか火袋に入りませんし、鳥居にものりませんが、うまくのせることが出来れば願いが結ばれるとされています。
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