祓木のはなし
2006.11.29
太平山神社には祓木(はらいぎ)というものがあります。
参拝者は、表側に「太平大権現」の文字が書かれている細長い木に、お願い事とご自分の住所・氏名を書いて専用の箱に入れます。
それを神主がご神前で祈願をしてお焚きあげするのです。
この信仰の由来は江戸時代以前の護摩(ごま)焚きの名残です。
「太平大権現」とは太平山神社の江戸時代の別名でもあります。
江戸時代には神様と仏は一体であると考えられており、権現とはそれを意味する敬称のようなものだったのです。
祓木は本殿の前に置いてあります。